昨年、月1回、東京の三鷹まで通っていた、NLT矯正セミナー8回コースを修了しました。
三鷹と言えば、アニメの宮崎駿監督の「ジブリの森」があるところです( ^^) 西東京です。
東京駅から電車(中央線)で40分くらいのところにあります。

毎週木曜に開催されていたので、水曜診療後に、東京まで新幹線で上京し、深夜に到着、木曜(朝~夕方までセミナー)、終了後、和歌山まで新幹線で帰るという、割とハードなスケジュールで、月1回8か月通いました。なかなかしんどかったです。。(;´・ω・)
でも、得ることが多かったです!!

    ☆ このセミナーでは、

1、 以前、ブログで書かせて頂いた、9つの顎態パターン
  に基づく治療前の診断とその重要性

2、矯正治療において、抜歯、非抜を診断時に迷う場合は、非抜歯から始め、様子を見ながら抜歯するかどうかを決める、診断的治療という概念
  (診断の時点では、どちらが適切かまだ分からないため不可逆的なリスクを回避する)

3、Ni-Tiワイヤーの超弾性を利用した歯列拡大作用による
  叢生(らんぐい歯)の改善や反対咬合(受け口)に対する非抜歯治療(歯を抜かない矯正治療方法)、

4、第2大臼歯の埋伏歯、8番(埋伏)のアップライト
  (近心傾斜(手前に傾いている)を起こしている歯を真っ直ぐに立て直す)
5、過蓋咬合(前歯の重なりが深く、下の前歯が上の前歯に隠れて見えない)症例
  に対する、咬合挙上(かみ合わせを高くし、前歯の重なりを浅くする)による対応法

6、抜歯矯正における下顎の抜歯部位(4番ではなく、5番、あるいは8番の)選択

7、埋伏歯(濾胞性歯嚢胞の形成を伴う)の診断方法と最新の治療法

   などを、講義、症例、実習などを学び、半年以上をかけて習得しました。

 

 適宜、ペーパーテストを実施して頂き、習得度を確認して頂きながら
セミナーは進んでいきました.

実習では、矯正実習用模型を用いたタイポドント実習を毎回のように行い、
このような実習を通じて、技術力を養っていきました。

コース最終日には、セミナー会場近くのイタリアンのお店で、懇親会が行われ、講師の先生方や受講生の先生方

ともざっくばらんにお話しをしながら、会食を楽しみました((´∀`*)

引き続き、実力を貯えていくために、アドバンスコースも受講していこうと思います。
講師の野田先生、他の講師の先生方、本当に有難うございました。

          ☆セミナーの復習として行われる、ペーパーテスト

               ☆実習で使用した模型など