少し前になりますが、、6/10(土)、11(日)東京有楽町の東京国際フォーラムで行われた、第34回日本顎咬合学会総会にDr.スタッフ全員で参加してきました。
そして初日は、当院院長の私、前田が、一般口演において症例発表を行ってきました。

学会前にはいつもお世話になっているノーベルガイドプラニング教室大阪の高山賢一先生、スタディーグループCSRIの中島康先生に予演会を行って頂き、また和歌山市の顎咬合学会理事、公園前中山歯科の中山浩之先生に最終チェックを行って頂きました。
当日は、日頃からお世話になっている中山先生、土入で開業している津守先生、大学の同期の香川の堀川先生、神戸の宮井先生、当院のスタッフ、そして本症例の技工(歯の作製)を担当してくれたat-m-worksの真野さんに聴講して頂きました。この場を借りて厚くお礼を述べたいと思います。

発表の演題は  「上顎前歯部におけるインプラント審美修復の一症例」。

 歯を喪失した部分に、人工の歯根を顎骨の中に埋め込み、歯を機能させるというインプラント治療においても、上顎前歯部は審美領域といい、最も目立つところで、機能性だけでなく、見た目を綺麗に仕上げていくことが重要な要素になってきます。そして修復した歯を長期的に維持していくためのポイントがいくつかあります。そういった項目をまとめ、症例発表を行い、様々な先生のご意見を頂きながら、それを更に臨床に生かしていく、意義深い発表になったのではないかと思います。
 当院は開業8年目になりますが、3年目からDr、スタッフ全員で、この東京研修を行っております。私個人としましては、15年間、欠かさず東京での総会に出席し、認定医を取得、この学会を通じて研鑽を積み、若い時から今よりもっと良い治療を行おうと意欲を持って頑張ってきた思い入れのある学会です。
 そんな折、昨年、中山先生から学会の和歌山県支部の理事に推薦して頂きました。支部理事会にも出席させて頂いて、学会を運営する立場から見ることができ、理事の先生や学会スタッフの方々の協力により、今まで学会でしっかりと勉強することができていたんだなぁと、改めて思いました。。自身の研鑽と同時にこれからは、微力ながら日本顎咬合学会に恩返しができればと考えております。

近年、歯科医療における治療技術、治療機器の進歩に伴い、歯科医は履修する分野が多く、年々守備範囲が広くなってきており、勉強が必要な内容も本当に増えてきているように感じます。その中で、この学会は、口腔を包括的(全体的)に捉え、基礎を踏まえながら新しい治療技術に追従していく、そういう姿勢を持った開業医主体の学会で、毎年得るものが多いです。
またこの学会では、古くからの知り合いの先生や業者の方と久しぶりに顔を合わせることが多く、色々と近況を話し合ったり、食事をしたりして、そういう部分も楽しみの一つとなっています。
スタッフについても、聴講した内容をレポートとして提出してもらい、病院全体のレベルアップに繋がるよう、努力しています。
私も、これからも継続して東京で学会発表ができればと考えています。そして同時に、それらを患者様への治療に還元していけるようにと考えております。